菜緒26歳。主婦。夫と義父と3人暮らし。繰り返されるのは毎日似たような日々。
楽しみといえば、夜中に一人台所で酒を飲んで自慰行為にふけること。そして浮気した夫へのあてつけで始まった、昔の上司との不倫関係。
淡白な夫に比べ義父は優しいが、最近どうも様子がおかしい。深夜、台所に入ってきて小便をしようとしたり、菜緒の入浴中に脫衣所へ入ってきたり。
初めは義父がボケてしまったのかと心配する菜緒だったが、ある日、偶然義父の日記を読んでしまい、それがすべて確信犯だったことを知ってしまう。
そして、義父が菜緒の不倫を知っていたことも・・・。その日から、義父は菜緒に対して、あからさまにいやらしい行為を仕掛けてくるようになる。
初めは戸惑い傷つく菜緒だったが、ある日遂に、自分が抱えている秘密と思いの全てを義父にぶちまける。
すると義父は、自分が餘命幾ばくもないことを菜緒に告げ、彼もまた自分が長年押し殺してきた秘密を菜緒に打ち明けるのだった。
互いの心をさらけ出した2人は、徐々に強い絆で結ばれ始めるのだが、最期の日は刻一刻と迫っていた。