千葉道場。戀人・健児と同じ道場に通い、殺陣を練習する裕子。道場主の千葉は、厳しくも溫かい指導で弟子達を見守る。天涯孤獨の身で一生懸命に頑張る裕子には特に目をかけていた。
居酒屋のアルバイトで生計を立てている裕子にとって、店主・大山夫妻はもはや親代わりの存在だ。稽古後、繁盛する店內で、アルバイトにいそしむ裕子。そこへ、ミニスカートのエロい風貌の弘美が入ってくる。裕子を訪ねてきた彼女は、19年前に生き別れた姉だと名乗った。信じられない裕子だが、家族しか知らない秘密を語る弘美を信用し、一緒に済むことになる。
弘美は、芸名・鵬亜季沙として女優をしており、自身が出演する新作映畫の台本を読むと裕子を思い出し、いてもたってもいられなくなり訪れたという。その頃、制作會社では亜季沙の失蹤で大混亂。彼女に心底惚れこんでいるスポンサーのリーは、何が何でも捜せと秘書に命じる。
アクション女優を目指して道場に通っていた裕子は、姉が女優だという事に感動するが、それは弘美にとっても同じ思いであった。そんな中で、大石を始めとする弟子達がこぞって道場を辭めてしまう。芸能プロダクションから聲がかかり、このまま千葉の元にいても先が見えないという理由からだった。自分たちを拾ってくれた千葉への恩義から、裕子は仲間たちを引き止めるが…